こんにちはsyunです。
今回は初心者のためのそろばん講座3回目ということで繰り上がりのある足し算と繰り下がりのある引き算についてやっていきましょう。
繰り上がりのある足し算
まずは、繰り上がりのある足し算をやってみましょう。
そろばんで繰り上がりのある足し算を行うには足し算の九九とよばれるルールを使う必要があるので、まずはその九九をみていきましょう。
・たす1は9をとって10をいれる
・たす2は8をとって10をいれる
・たす3は7をとって10をいれる
・たす4は6をとって10をいれる
・たす5は5をとって10をいれる
・たす6は4をとって10をいれる
・たす7は3をとって10をいれる
・たす8は2をとって10をいれる
・たす9は1をとって10をいれる
これがたしざんの九九です。
これらの九九は練習しながら慣れていけばよいので、必死になって覚える必要はありません。
また、九九をよく見ると、1と9、2と8のように合わせて10になるペアを使うということがわかると思います。
なので、たす1が出てきたら、そのペアになる9をとるというように考えてみるとすんなりできるようになります。
足し算の例
それでは問題をやってみましょう。
まずは2+9をやってみましょう。
まず、一の位に2をいれます。
次に、たす9は一の位に入れたいのですが、7までしかいれることができず、繰り上がりがあるので、九九を使います。
たす9は1をとって10をいれる
なので、一の位の1珠を1つ下げて、十の位の1珠を1つ上げます。
これで2+9=11という計算ができました。
次に9+5をやってみましょう。
まず、1の位に9をいれます。
次に、たす5は一の位に入れたいのですが、たすことができず、繰り上がりがあるので、九九を使います。
たす5は5をとって10をいれる
なので、一の位の5珠を上げて、十の位の1珠を1つあげます。
これで9+5=14という計算ができました。
今度は2桁の足し算ということで13+98をやってみましょう。
まずは十の位に1、一の位に3をいれます。
次に、98をたすのですが、そろばんでは筆算とちがい、大きい桁から計算します。
なのでまずは十の位に9を足します。
ここでも繰り上がりがあるので、九九を使います。
たす9は1をとって10をいれる
なので十の位の1珠を1つ下げて、百の位の1珠を1つ上げます。
これで9が足せました。
続いて一の位に8を足します。
ここでも繰り上がりがあるので、九九を使います。
たす8は2をとって10をいれる
なので一の位の1珠を2つ下げて、十の位の1珠を1つ上げます。
これで13+98=111という計算ができました。
繰り下がりのある引き算
今度は引き算をやってみましょう。
引き算にも足し算と同じく九九があるので、まずはそれをみてみましょう。
・ひく1は10をとって9をいれる
・ひく2は10をとって8をいれる
・ひく3は10をとって7をいれる
・ひく4は10をとって6をいれる
・ひく5は10をとって5をいれる
・ひく6は10をとって4をいれる
・ひく7は10をとって3をいれる
・ひく8は10をとって2をいれる
・ひく9は10をとって1をいれる
これが引き算の九九です。
引き算の九九も足し算と同じようにペアになっているので、そのペアを考えながらやってみましょう。
引き算の例
それでは問題をやってみましょう。
まずは10−8をやってみましょう。
まず十の位の1珠を1つ上げます。
次に、8を引きたいのですが、繰り下がりがあるので九九を使います。
ひく8は10をとって2をいれる
なので十の位の1珠を1つ下げて、一の位の1珠を2つ上げます。
これで10−8=2という計算ができました。
次に10−6をやってみましょう。
まず十の位の1珠を1つ上げます。
次に、6を引きたいのですが、繰り下がりがあるので九九を使います。
ひく6は10をとって4をいれる
なので十の位の1珠を1つ下げて、一の位の1珠を4つ上げます。
これで10−6=4という計算ができました。
最後に85−29をやってみましょう。
まず十の位に8一の位に5を入れます。
引き算も大きな桁から計算するので、まず2を引きます。
十の位には2があり、繰り下がりはないので、十の位の1珠を2つ下げます。
次に9を引きます。
これは繰り下がりがあるので九九を使います。
ひく9は10をとって1をいれる
なので十の位の1珠を1つ下げて、一の位の1珠を1つ上げます。
これで85−29=56という計算ができました。
まとめ
今回は、繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算を行いました。
初めは九九が多すぎて大変かもしれませんが、1つずつ丁寧にやってみてください。
練習問題もありますのでぜひ練習してみてください。
練習問題はこちらから。
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